Ordinary Man's Karma Blog

それを祈りと呼んでも運命と呼んでも構わない
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Syrup16g 「coup d’Etat」

coup d’Etat

シロップ16gのメジャーデビューアルバム。このタイトルは「クーデター」と読みます。このアルバムは自分が今まで聞いてきた中でもっとも好きな音源のひとつです。

もし、あなたがロックが好きか、マイナス思考な持ち主のどちらかであるなら絶対に聞いておくべきアルバム。ギターボーカルの五十嵐が歌う美しいメロディ、生き急ぐかのようなギターノイズ、独特なグルーヴを放つベースギター、そして日常のすべてを暴き出す歌詞。

1.「My Love's Sold」

「愛されたいなんて言う名の幻想消去して」という出だしから始まる五十嵐の決意表明。リスナーに魂を売るという彼なりのクーデター。それがこの1曲目で宣言されている。後に彼はこのクーデターは失敗に終わったと述べているが、音楽的には成功しているのは間違いない。
一応臨戦状態です
生きていたいと思ったんです
一応臨戦状態です
好きなようにやるだけです

2.「神のカルマ」

ライブでもおなじみのナンバー。メロディアスなベースが非常に良い。この曲も「My Love's Sold」と同じ世界観で、この曲では歌うという行為についての歌っている。
心療内科のBGMが
空いてる鼓膜にからみついて
息ができない

最新ビデオの棚の前で
2時間以上も立ち尽くして
何も借りれない

3.「生きたいよ」

大切な人を失ってネガティブになり自暴自棄になってしまってもやっぱり生きていたい、そんな歌。やさしいメロディが心地良い。
今さら何を言ったって
四の五の何歌ったって
ただのノスタルジー
生ゴミ持ち歩いてんじゃねぇ

4.「手首」

多重録音されたギターの絡みが聴き所。突き放すような歌詞のわりに自殺を否定するような内容してるような構造になっているのが面白い。否定しているといっても自殺することのすら面倒くさいといった感じだけど。
そんなんねえ 言われたって
手首 切る気になれないなあ
もうだって 両手は
とっくに 血まみれのままさ

5.「幽体離脱」

ゆったりとしたリズムのギターとグルーヴィーかつメロディアスなベースが特徴的な曲。ささやくように歌う五十嵐のボーカルも良い。PVもすごく良いのでぜひ見てほしい。
「考えすぎだよ」ってあなたは笑った
これはクセだから治らないんだ

正体不明の嘘がとても嫌いだ
なんか言って欲しくて悲しい振りをした

6.「Virgin Suicide」

次の曲である「天才」のイントロというべき曲。歌は入ってないインスト。

7.「天才」

五十嵐は小学生のころが人生のピークだったそうでそのころを歌った曲。子どものころは何でも簡単に出来るようになったのに、大人になるにつれてそれは難しくなる。これもPVが好きな曲。
ヤバい空気察知する能力オンリーで生き延びた
笑ってよ

8.「ソドシラソ」

バンドの攻撃性が前面に出た曲。投げやりな言葉に激しいバンドアンサンブルがよく合っている。最後に『ソドシラソ』を歌ってるけど、音程はソドシラソではないらしい。
誰か何か言ってるぜ
聞き流す
振りして真に受ける

9.「バリで死す」

五十嵐が人生の分岐点になったと語ったバリでの旅行が元になっていると思われる曲。裏で歌われるコーラスとメインボーカルとの絡みが特徴的。
あなたどなた 明日どうなった
体の中 白血球なかった
クスリ切れた 看護婦さんどこだ
頭の中 発狂寸前だ

10.「ハピネス」

アコギのストロークが美しいスローナンバー。メロディも美しい。歌詞は日常の辛さと幸せについて。
ねえ そんな普通をみんな耐えてるんだ
ねえ そんな苦痛をみんな耐えてるんだ

11.「coup d’Etat」

逆切れ32秒前。ライブでは「空をなくす」と連続して歌われる。
声が聞こえたら神の声さ

12.「空をなくす」

ドラムの性急なビート感に、これまたメロディアスなベースが合わさる。歌詞は資本主義と自分自身の限界について。
塾から帰る子供のでかい態度に
殺意すら覚え

「力で何が変わる?」とうそぶく君の
歪んだその顔も

13.「汚れたいだけ」

独特の音像処理がまず印象的な曲。叫びなのか歌ってるのか判別できないような歌い方がすごく好き。アウトロのピアノが幻想的な雰囲気を出している。
脳が思考の停止を始めたら
そこからなんか落とした
探してみたってもう
見つけられるのは自分の手


シロップは日常の中にある絶望をすべて暴きだして、聞く者に対してその事実を突きつける。でも、だからこそ彼らが歌っているものの真実は紛れも無く希望だと言える。あと、気をつけなければならないのは自己嫌悪は自己陶酔につながるということか。
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この記事に対するコメント

はじめまして。
「coup d’Etat」良いですよね。
syrup16gのアルバムで一番聴いてるアルバムだと思います。
特にハピネス〜汚れたいだけの流れがなんともいえませんね。
ではでは。


みや | 2006/05/11 12:58 AM
はじめまして。
やっぱりsyrup16gのアルバムでは「coup d’Etat」がもっとも人気のあるアルバムのひとつですからね。「ハピネス」もそうですけど「coup d’Etat」は激しい曲よりもスローな曲の方が好きです。
タベイ | 2006/05/12 10:23 AM

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